結婚=2世誕生の想像はそろそろやめない?
2015年08月17日 公開
先週、なでしこジャパンの澤穂希さんの結婚が話題になりました。
私も、誠実そうな旦那さんを見て、
「こんな逸材が30代後半の男子にまだ残っていたのか!!」
と衝撃を受けました(笑)。
で、私が気になったのは、2世誕生を期待する報道記事。
たしかに、夫婦ともにプロのサッカー選手ですし、
運動神経は母親の遺伝子を受け継ぐことが多いらしいですから、
ワールドカップ優勝も果たしている澤さんの遺伝子がそのまま子供に受け継がれれば
すごいアスリートが生まれるのではと予想してしまう気持ちはわかります。
でも、子供を産む(作る)かどうかは本人たちの考えですし、
まだ結婚したばかりでそんな話を他人にされるのってどうなのかな、と思います。
率直にいうと「ほっといてやれよ!」って感じです。
まぁ、このお2人は話題性のある有名人なので仕方がないんですけどね…。
これを一般人に置き換えたとして話を進めますが、
結婚したばかりの人に子供の話をするというのは、
ちょっとナンセンスですし、時代遅れです。
他人による「結婚=子供」という考え方は、
もう今後の時代はすべきでないと思います。
もちろん、少子化の世の中ですし、
「子供を産み育てる」ということ自体は素晴らしいこと。
個人の経験値としても、知らないよりは知っている方が
人間としての厚みが増すのだろうと感じます。
ですが、これは誰もが経験できることではありません。
その理由は体の問題であったり、
生き方、考え方であったりとさまざまですが、
いずれにしても、妊娠・出産は人生において
「みんながすること」ではなく「それぞれが選択すること」なのです。
まだ日本では、結婚後はみんなが妊娠・出産をするものだという考え方が
根深くあるのかなと感じます。
「妊活」とか「不妊治療」がこれだけ注目されるのも、
この価値観に押しつぶされそうになっている女性が多いからなのでは、
という気がしています。
私もそのようなコラムを書いていますが、
作れ作れ!という方向ではなく、
ときには諦める勇気を、という観点も含めて
書くようにしています。
それは以前、NHKのドキュメントで不妊治療がやめられない
40代後半の女性たちを見て、
子供を持つことに対して、
意地を通り越して狂気すら感じるくらいの執着心が見えたから。
「結婚しても子供を産まない」という選択が
まだまだ奇異に見える世の中だから、
このように苦しむ女性が増えているのではないでしょうか。
そして、やはりこの考え方が消えないのは、
冒頭でも言った「2世の想像報道」も原因じゃないかと思います。
こういった報道がされる以上、
悔しいけどなかなか世の中の価値観を変えるのは
難しいのかなと思います。
私は結婚していたときに全然子供ができなくて、
本当にノイローゼ気味になりました。
結婚して3年も経つと「子供は?」と聞かれる機会が増え、
それも結婚をやめたいと思った小さな理由の1つでした。
「こんな思いをする結婚制度ってなんなんだ!!」
と結婚自体を呪うほど苦しかったです。
今なら、子宮筋腫もあるし妊娠しにくいだろうなという知識もあり、
もう少し冷静に見られるだろうと思いますが、
でもやっぱりあの思いは二度としたくありません。
晩婚化が進んでいる世の中ですし、
子供に関することは、個人的な話であると
もう少し意識できる世の中になってほしいと思います。
※ 妊活・不妊治療のコラム書いてます↓
★キュアリ
http://cureri.com/ninshin
私も、誠実そうな旦那さんを見て、
「こんな逸材が30代後半の男子にまだ残っていたのか!!」
と衝撃を受けました(笑)。
で、私が気になったのは、2世誕生を期待する報道記事。
たしかに、夫婦ともにプロのサッカー選手ですし、
運動神経は母親の遺伝子を受け継ぐことが多いらしいですから、
ワールドカップ優勝も果たしている澤さんの遺伝子がそのまま子供に受け継がれれば
すごいアスリートが生まれるのではと予想してしまう気持ちはわかります。
でも、子供を産む(作る)かどうかは本人たちの考えですし、
まだ結婚したばかりでそんな話を他人にされるのってどうなのかな、と思います。
率直にいうと「ほっといてやれよ!」って感じです。
まぁ、このお2人は話題性のある有名人なので仕方がないんですけどね…。
これを一般人に置き換えたとして話を進めますが、
結婚したばかりの人に子供の話をするというのは、
ちょっとナンセンスですし、時代遅れです。
他人による「結婚=子供」という考え方は、
もう今後の時代はすべきでないと思います。
もちろん、少子化の世の中ですし、
「子供を産み育てる」ということ自体は素晴らしいこと。
個人の経験値としても、知らないよりは知っている方が
人間としての厚みが増すのだろうと感じます。
ですが、これは誰もが経験できることではありません。
その理由は体の問題であったり、
生き方、考え方であったりとさまざまですが、
いずれにしても、妊娠・出産は人生において
「みんながすること」ではなく「それぞれが選択すること」なのです。
まだ日本では、結婚後はみんなが妊娠・出産をするものだという考え方が
根深くあるのかなと感じます。
「妊活」とか「不妊治療」がこれだけ注目されるのも、
この価値観に押しつぶされそうになっている女性が多いからなのでは、
という気がしています。
私もそのようなコラムを書いていますが、
作れ作れ!という方向ではなく、
ときには諦める勇気を、という観点も含めて
書くようにしています。
それは以前、NHKのドキュメントで不妊治療がやめられない
40代後半の女性たちを見て、
子供を持つことに対して、
意地を通り越して狂気すら感じるくらいの執着心が見えたから。
「結婚しても子供を産まない」という選択が
まだまだ奇異に見える世の中だから、
このように苦しむ女性が増えているのではないでしょうか。
そして、やはりこの考え方が消えないのは、
冒頭でも言った「2世の想像報道」も原因じゃないかと思います。
こういった報道がされる以上、
悔しいけどなかなか世の中の価値観を変えるのは
難しいのかなと思います。
私は結婚していたときに全然子供ができなくて、
本当にノイローゼ気味になりました。
結婚して3年も経つと「子供は?」と聞かれる機会が増え、
それも結婚をやめたいと思った小さな理由の1つでした。
「こんな思いをする結婚制度ってなんなんだ!!」
と結婚自体を呪うほど苦しかったです。
今なら、子宮筋腫もあるし妊娠しにくいだろうなという知識もあり、
もう少し冷静に見られるだろうと思いますが、
でもやっぱりあの思いは二度としたくありません。
晩婚化が進んでいる世の中ですし、
子供に関することは、個人的な話であると
もう少し意識できる世の中になってほしいと思います。
※ 妊活・不妊治療のコラム書いてます↓
★キュアリ
http://cureri.com/ninshin