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障がい者の性について考えた日 その1

8日、あるセミナーイベントに参加しました。
そのテーマは『障がい者の性について』。

内容は、障がい者専用のデリヘルを経営している方と
障がい福祉サービス事業を営む障がい者の方の対談と
参加者の質疑応答でした。

そもそもなぜそのイベントを知りえたのかというと、
最近、『Co-Co Life 女子部』という
障がい者向けのフリーペーパーに携わるようになったことで
障がいのある方や、そのサポートする方との交流が増えており、
その関係でこのような素晴らしいイベントに参加することができました。

イベントを知った瞬間、
私の中に全くなかった角度だったことと、
普通に考えればとっても重要で考えるべきテーマだったことに気づき、
大きなショックを覚えました。

今まで私が仕事でかかわってきた性の悩みや問題は、
基本的に健常者のもの。
もちろん、そんな区別をしていたわけではありませんが、
当然健常な人を対象にして考え方や意見を発信してきました。

でも同じ人間として、障がい者だって当たり前に性の悩みがあるわけです。
しかも健常者には気づきにくい上にとても切実。
性欲だって、食欲と睡眠欲と同じ3大欲求の1つなのだから、
我慢はかなり辛いものです。
食事は補助してもらえるのに、性の介護はしてもらえない。
確かに、これっておかしいですよね!

さらに厄介なことに
障がい者の性というのは、
世間的にタブーとされている傾向にあったりします。
なぜかそんな感情を持つことを「よくないこと」、
言葉は悪いですが「汚いこと」「卑しいこと」と捉える人たちが
その世界にはいるのです。

まぁこれについては健常者のエロスについてもいえることですが、
日本人は歴史的に見ても超エロいはずなのに
なぜか隠す傾向にあるんですよね。。

そんなわけで障がい者の性というのは
注目されないテーマだったわけです。

そこに3年も前から専門のデリヘルがあるとは、
「素晴らしい!!」のひとことでした。

このようなサービスはもっともっと世間に浸透すべきだと思っています。
性の喜びは人間平等に知るべきです。

ただ、もっというと、女性にもこのようなサービスがあったらいいのになと思います。

女性だって性欲はあります。
男性のように溜まるから出すというメカニズムではないので
いかようにも我慢はしやすいのは確かですが、
それでもムラムラすることだって、人間だからあるわけです。

そしてふと思いました。
こういうときにラブグッズって使えるのでは?と。

ある程度、手が使えなければ難しいところもありますが、
今は遠隔操作できるローターだってあります。
理解のあるヘルパーさんに少し手伝ってもらえれば
どうにか対応ができるかも!と思うのです。

世の中には次々と便利な道具が誕生しますが、
こういった障がい者の性のための道具も
どんどん開発してほしいし、
今ある物でも、どうにか使えないかと考えたいです。

真面目に考えて、ラブグッズ業界に企画をだしてみようかな、と思っています。
古巣の会社でも何かしてくれないかなぁ。。

まだこのイベントに参加して思ったことがいくつかあるので
これから小出しに発信していこうと思います。

↓こちらが障がい者専用のデリヘルです。
障がい者のためのデリヘル「はんどめいど倶楽部」
関由佳
Posted by関由佳

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