夫婦生活拒否で夫が妻へ送った手紙からみるセックスレス改善の糸口

ネタ集めのためにネットサーフィン（死語？）をしていたら、
とっても興味深い記事を見つけたのでご紹介します。

夫婦生活拒否された４０代男性、妻に出した手紙（全文）

これを読んだとき、衝撃を受けました。
切実な思いと男性の妻を愛する気持ちがすごく伝わり、
セックスレスに対して目をつぶらずに立ち向かう姿勢が素晴らしいと思います。

この男性が感じたように、
セックスレスの本当の原因は
たいてい夫婦の関係性に問題があることが多いです。

この男性も同じく、夫婦関係が冷めてきていたことに気が付いたので
まずはそこから対処したそう。
感謝の言葉を伝える、妻を喜ばせるという2つの対策で
夫婦の関係を修復させましたが、それでも妻はセックスだけは許してくれず、
数年間我慢して限界を迎えてこの手紙を書いたのです。

結局、奥さんはこの手紙を読んで旦那さんの思いを理解したのか、
徐々に体を許すようになってくれたそう。
やはり、本当の気持ちを明確に伝えることが第一なのだと感じますね。

で、この展開、私の解釈では、
おそらく奥さんは旦那さんの思いを
「セックスで性欲を処理したい」
という意味でとっていたのではないかと思うのです。
手紙を読んで初めて、
「セックスを含めたスキンシップがしたい」
という意味だったと知り、心を開く気持ちになれたのではないでしょうか。

女性の中には、セックスを「男性の一方的な性欲処理」と
考えている方もいます。
その発想だと、
「自分でも処理できるんだし、付き合うと疲れるから外でも一人でも処理してくれ！」と
思ってしまっても仕方ありません。

しかしこの考え方はちょっともったいないかな、と思うのです！

論ずる前に、奥さんの考え方も突き詰めたいのですが、
セックスを嫌がる女性の理由として
大きく分けて以下の3つがあげられると思います。

１．コンプレックスがある
2．気持ちいいセックスをしたことがない（経験不足）
3．パートナーに愛を感じない

たぶん、この奥さんは、1と2だったのかなぁと思います。
3は夫が一生懸命改善させていて、
そんなにダメージはなかったと推測できますので。

コンプレックスはアトピーの肌を触られることだったようです。
コンプレックスは本人にとって、とても気になることですよね。
でもこの点に関しても、手紙を読むと旦那さんは前から理解していたようですので、
もしかしたら根本的な原因でもないかもしれません。

なので、問題は2かな、と思います。
旦那さんとのセックスに限らず、
あまりセックス自体に好意的な気持ちがなかったのではないでしょうか。

で、先ほどの私の「もったいない論」に戻るのですが、
気持ちいい最高のセックスを経験していたら、
きっと「男性の一方的な性的処理」だとは思わないと思うのです。
むしろ自分の性的処理と思うくらい(笑)。
こんなに楽しいのに、もったいない！！

この男性も言っていますが、
セックスは相手を気持ちよくすることも醍醐味の一つ。
相手が気持ちよくなってくれるから
自分も気持ちよくなれるのです。

この「お互いでセックスを盛り上げる」というテーマを知らない、
もしくは気が付かないと、最高のセックスは築けないので
セックスを楽しめなくなってしまうのかなと思います。
まぁ相性という話にもなってきますが、
このような楽しめるセックスを経験すると、
セックスに対する気持ちも変わってくると思うんですよね。

本当に忙しいときは「めんどくさい」「疲れる」という気持ちもわかりますが、
むしろセックスに対して「リラックス」「ストレス解消」という方向に
考え方をシフトできるようになったらいいなと思います。

このご夫婦は、
いかに楽しいと感じられるセックスができるか、
というのがこれからの夫婦生活を維持していく課題なのかなと思いました。

いずれにしても、セックスレスを解消できたことは
本当に素晴らしいと思います。

自分たちは何が原因なのかを考えるためにも、
目をそむけずに、しっかり相手に気持ちを伝えることが大切。

年を重ねると感受性も高まりますので
よりよいセックスができると思いますし、
誰よりも気持ちを許せる旦那さんですから
本来何も気負いすることなんてないんです。

日本のカップルに少しでもセックスレスがなくなるよう
強く強く願いながら、
これからもセックスレス解消の方法を日々模索していきたいです。

NO SEX is NO LIFE！！